BUSTAFELLOWS(バスタフェロウズ) ヘルベチカ プレイ後感想【ネタバレあり】
美容整形外科医のヘルベチカ
ナルシシスト系のキャラだったので好みじゃないかなぁ…と思ってました。
ごめんなさい、最後までプレイしたらめっちゃ好きになりました。
かなり意外性のあるストーリーで先が気になる展開でした。
BUSTAFELLOWS(バスタフェロウズ) - Switch
以下はネタバレを含む感想です。
ヘルベチカルート 全体感想
ヘルベチカはとにかく自分大好きで、特に自分の容姿には自信があるタイプです。
そりゃあれだけ見た目がよければ自信も持てるよね…と思ったら実は本人自体も整形美人でした!
実はヘルベチカは過去に故郷から売られてニューシーグの街にやってきたという経緯があり、戸籍がなくスラム街のようなところで生活していました。
そこで大きなけがをしてしまったところ、たまたま通りかかったサウリ先生に拾ってもらい、けがを治すために整形をして今のヘルベチカになったという感じです。
なので本当のヘルベチカはとにかく自分に自信がなく、「自分だけこんな生活をしていていいのか?」と思いながら生活しています。
ほかにもスラム街で生活していた仲間がいるのに自分だけまっとうな生活ができているのが気がかりなようです。
そこへ過去一緒にスラム街で生活していた仲間がやってきて「お前だけ成功して、いい生活しやがって!」と喧嘩を吹っかけてくることで話の流れが大きく変わります。
ヘルベチカは昔の仲間も大事だけど今の仲間も大事なのでどうしていいかわからなくなってしまい、そのまま誘拐されてしまいます。
誘拐されたヘルベチカを助けるためにテウタをはじめ、仲間たちと協力してヘルベチカを助けに行きますが、このルートのテウタはヘルベチカが弱弱しいからか結構勇ましいですw
誘拐されたのを助けに行くヒロインとかかっこいいですよね。
かくして無事ヘルベチカを助けることができるのですが、ヘルベチカは誘拐されたときに「こんな顔じゃなければいいのか?」と顔にやけどを負ってしまいます。
ここでの選択肢でヘルベチカのルート分岐が決まります。
ヘルベチカルート【バッドエンド】
バッドエンドではやけどしたけがを治すときに昔の顔に戻してもらうルートになります。
昔の顔は今の仲間は誰も見たことがないので、退院時に名前も昔の名前に戻しひっそりとみんなの前から姿を消してしまいます。
テウタはサウリ先生からヘルベチカは病気療養で別の国に行ったというように聞かされていたのでヘルベチカの帰りをずっと待っています。
元の顔に戻ったヘルベチカとすれ違ってもテウタは気づかないまま…。
というのがこのバッドエンドの内容になります。
実は全攻略対象中誰も死なないバッドエンドだったりしますw
ヘルベチカという存在はいなくなってしまっていますが、本人自体は生きているのである意味一番平和なバッドエンドではないかと思います。
実際あまりにも普通にエンディングに行くのでこれがハッピーエンドだと思った方もいるようです。
まぁ誰も死なないというところだけでいえば確かにハッピーエンドかも?
ヘルベチカルート【ハッピーエンド】
ハッピーエンドでは顔のやけどをしっかり治し、ヘルベチカとして戻ってくるエンディングです。
ヘルベチカとしては自分の過去や弱いところなどをさらけ出してしまったのでみんなと一緒にいられないかも…と思っていたのですが、仲間たちはいつもと変わらず自分を受け入れてくれるということに安心して前に進めるという感じです。
ヘルベチカルートはテウタとの恋愛もいいのですが、仲間との絆や弱い自分を受け入れることなどストーリーとしてよくできていると思います。
本心をなかなか行ってくれないヘルベチカに怒ったり心配したりする仲間たちの友情も垣間見える展開はなかなか良かったです。
そして個人的にヘルベチカルートの悶えポイントとしてはSide:Bです!
後日談のSide:Bですが、ヘルベチカがずっとテウタのこと好きすぎて悩みまくってるのが本当にいい!
テウタが取材で不在なのがさみしくて、テウタの部屋のベッドでブランケット抱えて「テウタも同じくらいさみしく思ってくれればいいのに…」なんて思いながらうたた寝しちゃうとかめっちゃ乙女だよ!!
ヘルベチカって普段は飄々としてて相手を翻弄させるのがうまいのに自分の恋愛となると途端にポンコツになって逆に自分が翻弄されているっていうのが本当に可愛い!
しかも翻弄されてるのに気づいてるのにどうしようもないっていうのがねw
とにかくヘルベチカルートはSide:Bでも良さがグッと上がるし、攻略中でも重々しい設定たっぷりなのでただのナルシシスト系キャラかな?と思わずじっくりストーリーを味わってほしいですね。