オランピアソワレ 璃空 クリア後感想【ネタバレあり】
おすすめ攻略順で一番最初だったので、それに従って璃空を選んでみました。
璃空は「青」に所属しており、軍に所属しています。
また「青」には魂を結晶に変える「筏(ばつ)」を使うことができ、能力が高ければ高いほど速くきれいな結晶に変えることができるとされています。
璃空は能力が高く、次期青の長になるのではと言われるほど優秀な人物です。
本人もかなり真面目な性格で共通ルートではあまり融通の利かないタイプなのかな?という印象でした。
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以下、ネタバレを含んだ感想になります。
璃空ルート 全体感想
璃空ルートに入るとオランピアは「筏」を行っている場に遭遇します。
「筏」は舞を踊りながら行うもので、オランピアも同じ舞をする者としてその舞に感動します。
そしてその舞を踊っていた人物を探す…という流れになります。
当然その舞を踊っているのは璃空なのですが、オランピアは舞を踊っていた人物が誰か気づいていないし、璃空はオランピアに舞をべた褒めされて恥ずかしくてごまかしてしまうのでなかなか正解にたどり着くことができません。
朱砂には「意外と近くにいるかもしれませんよ」なんて言われるけど気づかないものですね。
しかもオランピア自体は璃空の印象があまりよくないので余計に結びつかないのかもしれません。
璃空は真面目ゆえにオランピアが黄泉に行くことをよく思っていないし、黄泉の住人たちをあまりよく思っていない印象があるため、差別するひどい人だと思っているのではないかと思います。
確かに黄泉には罪人もいるのでいい人ばかりではないんですが、いい人もたくさんいるんですねどねぇ。
舞を踊っていたのが璃空だと気づいてからはせっかくだから「筏」の舞を教えてほしいといって隠れ家で個別レッスンを受けます。
このころになるとお互い少しずつ意識しあっているので少しのふれあいでドキドキしたりするのが初々しい感じでかわいいです!
そんなほのぼのとした日常から事態は一変します。
璃空ルート バッドエンド【最初で最後の手紙】
ある日オランピアが街で暴漢に襲われそうになります。
そこで璃空が助けに来てくれるのですが、怒りのあまり生きている人間に「筏」を使おうとしてしまいます。
この世界では生きている人間に「筏」を使ってはいけないという掟があり、未遂に終わりましたが多くの人に「筏」を使おうとしているところを見られてしまいます。
その後、長たちが審議を行いますが、璃空は二度と地上に戻れない処刑人として地下に配属されることとなるバッドエンドです。
このエンドを迎えるとタイトル画面で陰陽ボイスを聞くことができるのですが、これがまた悲しいのなんの…。
信長くんの演技も相まって本当につらくて悲しい語りなので、個人的には悲しい内容ではあるけど聞き入ってしまうボイスのひとつです。
この世界での処刑人とは大罪人を処刑する係であり、生きたまま人間に「筏」をかけ無理やり結晶にしてしまうということをしなければいけません。
生きたままの人間を結晶にするにはかなりの苦痛があり、断末魔の叫びをあげながら結晶になるそうで何度もそういう声を聴きながら一生を過ごさなければならないそうです。
処刑人になった璃空は「オランピアに会いたい、声を聴きたい」と思いながらもこの断末魔を聞きながら一生を過ごすという精神的にくるバッドエンドだなと思いました。
璃空ルート バッドエンド【美しい徒花】
このルートでは審議の結果、恩情を含んで「青」の地位を取り上げる=黄泉落ちという結果になり璃空は黄泉で生活することになります。
今まで行ったことも見たこともない黄泉での生活は地上にいた璃空には想像もできないところで、黄泉とはどういったところなのかを知っていきます。
今まで自分が思っていた世界と違い、気のいい人たちも多く黄泉も悪いところばかりではないと思いなおします。
そんな璃空と一緒にオランピアもついてまわるうちにお互いがひかれあっていきます。
しかし、璃空はオランピアを拒絶してしまいます。
璃空は真面目ゆえに自分の出自を気にしていました。
璃空は「青」の前長の養子となっていましたが、そうではなく黄泉出身の人間から生まれた子供だったそうです。
誰よりも純血を尊ぶ璃空だったのですが、その理由が「自分が純血じゃなかったから」なのです。
そんな自分を拾ってくれた「青」の長たちに恩を感じており、オランピアと結ばれることで純血が途絶えてしまうことを危惧しています。
オランピアのことが好きがゆえに手を引くしかない切ない気持ちが泣けます。
だから自分とじゃなくもっと優秀な朱砂と結ばれる方がオランピアにとっては幸せだという璃空に号泣待ったなしです!
ここのシーンは本当に泣けますよ!個人的には作中トップクラスの号泣でした。
好きならあきらめないでよぉぉ。
で、これとは別に最近人がいなくなるという事件が起こっていました。
この事件を探っていくと叉梗が関わっているのではないかという事実にあたります。
璃空はそれを突き止め、砂浜にいた叉梗を問いただします。
するとあっさりと認め、自分の研究のために結晶が必要だったと言います。
自分の研究には璃空の「筏」で作られた結晶が純度が高いので協力するよう言われますが、ここで高波がやってきて璃空と叉梗を飲み込んでしまいます。
そのまま二人は波に飲まれたまま帰ってこず、バッドエンドを迎えます。
このエンドでは後日オランピアと珠藍大姉が好きな人を失った消失感を共有しながら悲しむ姿が見られます。
というか、このエンド迎えるまで珠藍大姉が叉梗のこと好きなの知らなかったよw
今後も珠藍大姉と叉梗の関係性は生きてくるのでサブストリーとしては覚えておくとより理解が深まると思います。
璃空ルート ハッピーエンド【花婿の印】
高波に二人が飲み込まれるところまでは共通ですが、璃空は何とか生還してきます。
叉梗はそのまま波に飲まれて行方不明となります。
晴れて璃空は「青」の地位を取り戻し、軍へと復帰します。
しかし今までとは違い、純血へのこだわりや黄泉の住人への偏見はなくなりより良い未来のために協力していこうという流れになります。
いろいろなことが片付き、ようやくオランピアと結ばれることになりました。
「白」の女は好きな人と結ばれると髪の色が好きな人と一緒になるという言い伝えがあり、オランピアは髪の色が変わったことを嬉しいような恥ずかしいようなな感じでしたが、突然色が変わって慌てる璃空との対比が面白かったです。
あと、あまりにも奥手すぎてオランピアに襲われる璃空もそれらしくてよかったです。
この二人は初々しくてかわいいカップルだと思います。
璃空が真面目過ぎるゆえに奥手なんだよねw
今後の感想にも書きますが、全体を通してオランピアに手を出すのがダントツ遅いです!
しかも最終的にオランピアに襲われてるしw
璃空ルートは段々とひかれていく過程がゆっくりと描かれているので世界観も含めて全体をつかむにはちょうどいい感じのシナリオだったと思います。
個人的には全攻略対象の中でも結構好きなルートなのでぜひともイチオシしたいと思います。