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オランピアソワレ 時貞 クリア後感想【ネタバレあり】

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時貞という名前から想像できる通り、フルネームは天草四郎時貞です。

最初設定だけ見たときは名前だけ一緒な感じなのかな?と思っていたのですが、設定も同じでした。

時貞は稀人と呼ばれる別の世界から来た人でもともと天供島の人間ではありません。

そして年齢はこの世界で婚姻できる年齢より1つ下なのでいわゆる年下枠といった感じです。

 


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以下、ネタバレを含む感想になります。

 

時貞ルート 全体感想

時貞は婚姻年齢よりも1つ下ですが来年になれば結婚できるということと、次期「緑」の長候補ということでオランピアにアプローチをかけてきます。

ちなみに時貞はオランピアのことを「お姉さん」と呼ぶのですが、破壊力抜群ですw

普段年下はそこまでときめかないんですが、こればっかりは上村さんの演技が良すぎて即、落ちましたw

 

 

 

前半は和やかに年下らしい初々しさと若々しくぐいぐいくる感じでデートしたりします。

浜辺で流れ着いたものを探したり、滝を見に行ったりとかなり健全なデートをします。

浜辺では以前使用していた愛刀を見つけたりしていろいろと時貞も心情が変化していきます。

 

そこで後半からは穏やかではない話の展開になります。

 

 

 

時貞は現在「緑」の色層に所属しています。

年齢などのことを考えて周りからは次期長候補ともいわれています。

しかし「緑」はこの世界では二番手の色層であり、原色である「赤」「青」「黄」より権限が劣ってしまいます。

そこで同じ二番手の色層である「橙」と「黄緑」の長候補である柑南と薙草にそそのかされ、「黄」の長である道摩大師の暗殺を企てます。

時貞は愛刀が自分のところに流れついたのはこうするためだと思い、実行に移します。

 

結局は道摩大師に諭され、計画は未遂におわるのですが時貞は自暴自棄となり屋敷を飛び出していってしまいます。

それを見たオランピアは時貞を追っていきます。

 

時貞ルート バッドエンド【世界が終わるまでの夢】

時貞を追って出てきますが、何者かに拉致されてどこか遠いところに連れ去られてしまいます。

そこには柑南と双子である刈稲がいました。

オランピアはここまでくる途中に謎の薬を投薬されており、幻覚が見えています。

それは刈稲も同じで、二人ともお互いをオランピアは時貞を、刈稲は今はいない恋人を思いながら結ばれるという何ともバッドエンドらしいバッドエンドです。

しかも何気に柑南も参加してるからえぐいのなんの…。

乙女ゲームにバッドエンドだからってこういうシーンを入れてくるとはなかなかすごいなと思いました。

 

 

 

このエンドを迎えるとタイトル画面で時貞の陰陽ボイスを聞くことができます。

その後天供島に残された時貞は見つかるはずのないオランピアを探し続けるという内容のボイスでした。

 

時貞ルート バッドエンド【波間の恋人達】

道摩大師の屋敷から飛び出した時貞はデートで訪れたお気に入りの滝へ逃亡します。

そこには柑南と薙草がおり、暗殺を失敗したからには始末するということで襲い掛かってきます。

そこで時貞は応戦し、薙草にケガを負わせてしまいます。

この状態では自分が処刑されてしまうと思った時貞は再び逃亡し、オランピアも追いかけます。

 

時貞は「元の世界に帰る」といい、小舟で海へ出ると言います。

オランピアもこんな状態の時貞をほっとけないと言い、一緒に小舟に乗って海へと出ます。

お互い何も言いませんが、これで元の世界に戻れるなんては思ってないと思います。

つまり、そのまま海に沈んでいなくなってしまおうということだと思います。

 

 

 

お互いロザリオを握り、抱き合いながら船で流れていくシーンはとても印象的でした。

バッドエンドなんだけど人によってはメリバに見えなくもない?かな?

まぁ時貞は元の世界でも天供島でもつらいことたくさんあったからもう楽になりたいよね…と思うエンディングでした。

 

時貞ルート ハッピーエンド【幸福の実】

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道摩大師の屋敷から逃亡するところから始まり、オランピアは時貞を追い海に行きます。

そこでは時貞は海に入水している姿があり、オランピアは止めに入ります。

時貞は自分には主の声が聞こえないと言います。

 

ここでの時貞の話を要約すると、

自分には他の稀人のような奇跡を起こすことができていない(緑の長である常穂は時貞が稀人であるから自分の色層へ引き取った)から偽物だと言われ、奇跡を起こせないなら処刑すると言った。

元の世界でも処刑され苦しんだのに、パライソ(楽園)に来れたと思ったらまた処刑されるという。

主の声は聞こえないのに自分に何を成しえよというのか?死の淵で主を呪った罰であるのか?

 

という話を涙ながらに語ります。

このシーンはかなり泣けます。個人的には大号泣でした。

そりゃつらいよね…処刑されて死んだと思ったら自分が信じた楽園に来れた…と思ったらまた処刑されるかもしれないってどんだけひどい仕打ちだよ!って思うよね。

 

ここでのオランピアはかなりたくましく、時貞を立ち直らせます。

声の聞こえない主よりも「私を愛して」と言います。

時貞の信じた神である主よりも、今目の前にいる私に言葉と感情を向けてほしいと。

そう言えるオランピアは素敵だなと思いました。

 

その後、ことの顛末を緑の長である常穂に報告すべく、屋敷に行くと常穂が血を吐いて倒れている現場に出くわします。

偶然にも近くに医者である玄葉はおり、救命措置を取り何とか一命をとりとめました。

後日、常穂は体調はよくなったものの年齢が年齢なので近々時貞に長を譲ることを約束します。

そうしてオランピアと時貞は少しずつ長として成長していけるよう一緒に頑張っていこうと誓い合います。

 

 

 

まとめ

最初はほのぼのとしてたのに後半結構ハードな内容だったかな?と思います。

元々生い立ちがハードだから仕方がないのかな?

でも最初は頼りないように見えた時貞がたまに見せるキリッとした姿にドキドキしたりするんですよねw

 

あと個別ルート入って結構早めにキスしたり、結ばれちゃったりしてるので若いなぁと思いましたw

前にやったルートが璃空だし、璃空ルートだとハッピーエンド行かないとそういう展開にならないからちょっと驚きました。

その分ハッピーエンドではかわいい感じで終わっていたのでそれも時貞らしさかなと思います。