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オランピアソワレ クリア後全体感想【ネタバレあり】

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バスタフェロウズをクリアした後に購入したのがこちらのオランピアソワレです。

プロモーションがアップされてから購入しようかどうしようか悩んでいましたが、同時期に発売される予定だったソフトが発売延期となったので購入しました。

 

プロモーション映像は見ていましたが、それ以外は特に調べることもなくイラストや世界観が気に入ったので購入したのですが、かなり満足できる内容でした。

 


【Switch】オランピアソワレ 通常版 アイディアファクトリー [HAC-P-AWX5A NSW オランピアソワレ ツウジョウ]

 

以下、ややネタバレを含んだ感想になります。

 

全体のシナリオについて

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生まれ持った色で階級が分かれている世界でたったひとりの「白」である主人公は「白」を持つ子孫を残すために婿探しをするというのが大まかな内容です。

全体的なシナリオには色による階級がかなり関わっていて、攻略対象によって立場がかなり変わってきます。

罪人や混色、原色以外の色を持った人間は黄泉に落とされ、地上で生活することを許されません。

そういった価値観の世界でシナリオが展開されていきます。

 

 

 

こういったところは現代社会でもありうる話だなぁ…という感想を持ちました。

階級によって差別したり、自由に恋愛することもできないということは現代でもありえなくはないな…と。

攻略対象たちは比較的こういった現状を変えたいと思っている人が多かったのでそこまでつらいシナリオではなかったかなと思います。

 

個別ルートの流れはほぼ全員違った流れなので飽きることなく進めることができます。

また少しずつこの世界の秘密なども明かされていくので、そういったところも面白かったです。

なので公式には攻略順は発表されていませんが、非公式にライターの片桐由摩さんのおすすめ順はあるのでその順でやると全体の話の流れはわかりやすかったと感じました。

 

攻略順・攻略制限について

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攻略順は公式には発表されていませんが、ライターの片桐由摩さんのおすすめ順があります。

そのおすすめ順は

璃空→時貞→縁→玄葉→ヒムカ→朱砂

となっています。

また後半のヒムカ・朱砂に関しては攻略制限があります。

この順番で攻略すればヒムカも朱砂も問題なく解禁されるので私もこの順番で攻略しました。

 

 

 

攻略制限があるのでヒムカや朱砂を最初に攻略したかった方には面倒かと思いますが、その二人は全体の話の真相がかなり出てくるシナリオとなっているので仕方がないかなと思います。

 

ヒロインについて

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ヒロインは通称「オランピア」と呼ばれ、太陽の光を舞で強めることができます。

今まで屋敷にこもりっぱなしであまり人と交流してこなかったので世間知らずなところもあります。

基本的には崇められたりしていますが、交流が少ないがゆえに人となりがわからず怖がられたりすることもあります。

 

現在みんなが住んでいる「天供島」出身ではなく、近くの離島である「天女島」出身であり、見た目に反して素潜りや野山をかけたりするのは得意だったりします。

そういった場面では無邪気にはしゃいだりしているので、結構かわいいです。

 

基本的には内気で引っ込み思案なところもありますが、今の自分を変えたいとも思っているので思ってもないところで強気になったりします。

また色による差別についてもよく知らなかったので、上の階級でも下の階級でも分け隔てなく交流するところは好感が持てます。

 

ヒロインとしては特に難のある性格ではないので、楽しんでプレイすることができました。

 

システムやエンディングについて

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システムはいつも通りのシステムで特に問題はないかと思います。

章ごとに選択することができるので、周回やお気に入りの章を読んだりするのも簡単です。

選択肢はそこそこある方で、アイキャッチありにしておけば簡単に正解の選択肢を選ぶことができます。

エンディングは攻略対象ごとにバッドエンド2つ、ハッピーエンド1つとなっています。

 

 

 

またこのゲームには陰陽ボイスというものがあり、バッドエンドのどちらかとハッピーエンドを迎えるとそれぞれの内容に対応したボイスがタイトル画面で聞くことができます。

こちらはおまけなどには収録されていないのでぜひともタイトル画面で聞きましょう!

バッドエンドのボイスでは本当に悲しい内容なので聞いてるこちらもつらいです。

 

おまけではスチルの鑑賞やムービーの鑑賞などができます。

また攻略対象に対応したサブキャラクターたちの手記などもあります。

作中ではどうしてこんなことをするのかわからなかったキャラたちの心情が綴ってあるので物語により深みが出ます。

攻略対象たちは手記はもちろん、インタビューや後日談などこちらも充実した内容になっています。

後日談に関してはスチルもあるので、大満足の内容でした。

インタビューも攻略後の内容になっているので、甘めな内容でよかったです。

 

 

 

まとめ

私はすべて攻略するまで大体50時間程度かかったので結構ボリュームがある方ではないかと思います。

というか一部手記が読めていないところもあるのでもう少し時間はかかるかもしれません。

それぐらい充実した内容となっているのでじっくり楽しめると思います。

 

大まかな内容はややシリアス寄りではありますが、くすっと笑えるシーンや感動するシーンなどもあります。

当然萌えるシーンもしっかりあるのでおすすめです。

CEROがDなのできわどいシーンもあるのでそういうのが苦手な方には難しいシーンもあるかもしれませんが、シナリオとイラストどちらもおすすめできる作品なのでぜひともやってみることをおすすめしたい作品です。