イヌワシ~うらぶれ探偵とお嬢様刑事の池袋事件ファイル~のプレイ後感想【5話・6話ネタバレあり】
引き続き前回の続きから感想を書きます。
今までの感想はこちらになります。
以下からは少しだけネタバレを含んだ感想となりますので、未プレイの方やまだクリアしていない方はご注意ください。
第5話 鷲は囚われる
この話ではヒナが犯人に誘拐され囚われの身となってしまいます。
残されたイヌガミさんや美馬くん、狐塚くんで唯一の通信手段である携帯電話を使ってヒナを廃ホテルまで助けに行きます。
今回の内容は今までの話とは違い、作品内で爆弾などが登場し時間制限のある中謎を解きながら監禁された部屋を探す流れとなります。
ゲーム内の時間制限とはいえ緊迫感やスピード感があってなかなか面白い内容でした。
またメンバー全員の力を合わせて進んでいく感じもよかったです。
とにかく数と体力で解決する美馬くんとその仲間たちもいいですし、観察力と検索力で部屋を特定していく狐塚くんもしっかりと活躍していました。
しかし、とにかく舞台が廃ホテルだけあってかなり走り回った気がします。
走り回ったのはゲーム内のキャラ達なのですが、読んだ側も走り回った気持ちになりました。
第6話 蝶は少女を導く
この話ではまず冒頭に狐塚くんの珍しい制服姿を見ることができます。
選択肢次第では見れないのかな?と思いますが、まぁ普通に見てみたいですよね、レアですし。
狐塚くんは学生ですが基本的に頭がいいのであまり学校には行かないようです。
しかし何やら学生の間で失踪事件が流行っているということで狐塚くんが学校に行って探りをかけにいきます。
すると最近転校してきたばかりだというクラスメイト葉鳥と出会います。
彼女は女優をやっているということであまり学校にこないという共通点があり少し仲良くなります。
そこに捜索を依頼されていた学生が姿を現し、葉鳥もつれて家に帰るよう説得します。
最初は嫌がっていたのに葉鳥が話しかけることで素直に納得し、一応家に帰ったので依頼は終了します。
失踪する学生たちは「青蝶」という人物に合うため掲示板を利用して失踪しているようです。
それは一部の学生の間でカルト的人気のあったドラマに出てくる役のことでした。
どうも失踪している学生たちは一様に悩みを抱えており、「青蝶」に合えばどうにかしてくれるという噂が出回っているという…。
そのドラマに出ていたのが葉鳥でアゲハという役を演じていました。葉鳥はアゲハを演じているうちに自分がアゲハになってしまい、元の葉鳥という人物がわからなくなっていました。
また自分を養子にしてくれた事務所の社長は失踪してしまい、このままでは自分の行先もなくなってしまうという追い込まれた状態に葉鳥が耐えられなくなりアゲハという人格が強くなってしまうという悪循環。
最後に学校の屋上から集団飛び降り事件を起こそうとしますが、説得され元の葉鳥を取り戻します。
狐塚くんに近づいたのは「彼なら共感してもらえると思ったから」
狐塚くんはフォックスという有名なハッカーとしての面と狐塚本人としての面があり、どちらが本当の自分かわからなくなるのでは?と言います。
しかし狐塚くんはフォックスは確かにかっこいい正義の味方のつもりでやっているけど、それが演じている自分ではなく自分の中のひとつの部分だといいます。
普段語られないまじめな部分で狐塚くんの信念が伝わるいいシーンだったと思います。
さて、次は最終話にあたる話ですがとにかく長いです。
まぁ最終回なのでいろいろとあるのは仕方がないですね。
そしてようやく黒幕との決着がつきます。本当に長かったよー!